2008年06月21日
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旧新橋停車場鉄道歴史展示室・昭和を白黒(モノクロ)で旅する 薗部澄(そのべ きよし)写真展・汐留ミュージアム・「アール・ブリュット/交差する魂」

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、旧新橋停車場鉄道歴史展示室の「昭和を白黒(モノクロ)で旅する 薗部澄(そのべ きよし)写真展」と汐留ミュージアムアール・ブリュット/交差する魂を見てきました。

旧新橋停車場鉄道歴史展示室・昭和を白黒(モノクロ)で旅する 薗部澄(そのべ きよし)写真展 §

旧新橋停車場鉄道歴史展示室

 ここに行こうと決めたのは、天気予報が雨だったので、駅からなるべく外を歩かないで行ける場所が良かったからです。大江戸線の汐留駅からなら、外を歩く距離は最短で済みます。

 とはいえ、今日は気乗りしなかったのです。それでも出かけたのですが、いざ現物を見ると面白くてたまりません。これまで見たいろいろな昔の写真展とはまた趣向が少し違って面白いのです。古い雑誌等の展示も良いし、95%の満足度で出られました。

汐留ミュージアム・「アール・ブリュット/交差する魂」 §

アール・ブリュット/交差する魂

 完全にノーマークでした。旧新橋停車場へ歩く途中でポスターを見て初めて知りました。見なくても良かったはずですが、500円という安い入場料に釣られて入ってしまいました。

 アール・ブリュットとは以下の説明に該当するものです。

アウトサイダー・アートより

アウトサイダー・アート(英:outsider art) とは、フランスの画家ジャン・デュビュッフェがつくったフランス語「アール・ブリュット(Art Brut)」を、イギリスの著述家ロジャー・カーディナルが英語表現に訳し替えたものであり、その意味は、特に芸術の伝統的な訓練を受けていなくて、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現したという作品のことをいう。

 この展示では、海外と日本のアール・ブリュット作品が混在して展示されていました。

 実際に見てみると、どこかバランスが狂った感のある作品も多いものの、1つ1つは趣旨が一貫していて筋が通っているように見えました。そして、迫ってくる意思の力という意味では、傑出した作品が多かったと思います。誰かに見せるために描いたというよりは、あふれ出るものを抑えきれないで描いたからなのでしょう、たぶん。

 非常に面白い体験でした。